2015年8月9日日曜日

徹夜と同じ?

スマートフォンやパソコンが普及したことで、
様々なニュース記事を見かける機会が増えたように思います。
本当にたくさんの記事があるので、
「え?それ本当なの?」というものもありますが、
全ての情報を鵜呑みにせずに、自分にとって必要な情報は
なんなのかをしっかり見極める力も大切になってくるのかもしれませんね。


「6時間以下なら徹夜と同じ?睡眠時間と作業効率の関係」
という記事を目にしました。
ペンシルベニア大学とワシントン州立大学で行われた実験では、
1日平均7〜8時間睡眠をとる男女を48名集め、
4つのグループに分けたそうです。
1組目には3日間眠らずに過ごしてもらい、それ以外のグループには
4、6、8時間とそれぞれ決まった睡眠時間をとって生活してもらったそうです。


その結果、14日間の実験期間中、認知機能、注意・運動神経ともに全く低下しなかったのが、8時間睡眠をとったグループで、一方で4時間と6時間グループは
日を追うごとに着実に身体機能が低下していったそうです。
その理由の1つが、寝不足の累積です。
寝不足が累積され、1週間経つ頃には、6時間睡眠のグループは1日中、
睡魔に襲われながら過ごすようになったそうです。
そして、2週間後には6時間睡眠のグループは2日間徹夜で過ごした
グループと同じレベルまでパフォーマンスが低下しました。


また、寝不足が進んでいくと認知、注意、運動神経などの能力が、
日に日に低下していったのですが、そのことを自分自身では気がつくことが
できなくなっていたそうです。


6時間睡眠でもこのような結果になるというのはちょっと驚きでした。
6時間睡眠を2週間続けけると2日間徹夜をしたのと同じような
状態になるというのも驚きました。2日間寝てない状態って相当
しんどいですよね。
この結果を知ると、睡眠時間の少ない状態を続け週末に向けて
疲れが増していくという感覚の正体がなんとなく分かるような気がします。
睡眠が正常に行われないことで、心拍数や血圧にも影響があり、
免疫力も弱くなり、感染症にもかかりやすくなると言われます。
ついつい夜更かしをしてしまうこともありますが、
しっかり眠ることをもっと大切にしたいですね。


ですが、睡眠時間もそれぞれの人によって違うと思います。
6時間で十分足りている人もいるかもしれません。
あまり時間ばかり気にすると「あ、こんな時間だ。早く寝ないと」
と、かえってストレスを溜めてしまうことにもなってしまうかもしれません。
自分の体に合った睡眠時間を知ることもまた大切になってくるのかもしれませんね。

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