2014年2月26日水曜日

スーダラ節

「スーダラ節」という歌があります。
スーダラ節といえば植木等さんですよね(正確にはハナ肇とクレージーキャッツですがややこしくなるので、忘れてください)。



「チョイト一杯のつもりで飲んで いつの間にやらハシゴ酒〜♫
(中略)
ア ホレ スイスイ スーダララッタ スラスラスイスイスイ〜♫」
という歌詞ですが、一度は耳にしたことがある歌ですよね。



最近、じっくりこのスーダラ節を聴いて
すごいな〜と感動しちゃったんです。
飲んだくれてベンチで寝てしまったり、
競馬でスってボーナスを台無しにしてしまったり、
一目惚れした女の人に手を出して、
騙されてみたりする歌なんですが、いいんですよね。



そして、決まり文句が
「分かっちゃいるけどやめられない」なんです。
なんだか励まされる気持ちがしませんか?
分かってはいるけど、やめられないことってたくさんあるし、
もちろん、だからってそれをそのままにしていてもいいという訳ではないのですが、
「まあ、そんなに落ち込むなよ。ゆっくり頑張れや」
と言われている気もしたりします。
あなたのままでいいんじゃない?というように。



でも、繰り返しますが、好き勝手やっていいって訳ではないと思います。
肩の力抜けよ〜という感じですかね。


あ、植木さんの歌い方もたまりません。
ものすごい真面目な方なのに、
ふざけている人を演じているのがよく分かります。
それが、すごくいいんです。
本当にどうしようもない人がふざけているのではなく、
真面目な人がふざけているという所がいいんです。
なんだか泣けたりもします。



せっかくなのでリンクを貼っておきます。
よかったらどんぞ。
スーダラ節




2014年2月4日火曜日

津軽海峡冬景色

石川さゆりさんの歌う「津軽海峡冬景色」という曲があります。
「上野発の夜行列車〜」で始まる有名な曲ですね。



「上野発の夜行列車おりた時から 青森駅は雪の中 北へ帰る人の群れは
誰も無口で 海鳴りだけをきいている 私も一人 連絡船に乗り
こごえそうな 鴎(かもめ)見つめ泣いていました 
ああ 津軽海峡冬景色」



が一番の詞です。また、二番の詞には
「ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす
息でくもる 窓のガラスふいてみたけど はるかにかすみ見えるだけ
さよなら あなた 私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに...」
とあります。


これは失恋した女の人が東京を離れ、北海道へ帰郷するという内容の
歌だと思っています。
失恋した悲しみを抱え、連絡船に乗っているとこごえそうなカモメが目に入る。
きっと、自分の思いとリンクして泣いてしまったのではないでしょうか。
そして、連絡船の外は津軽海峡。雪が強い風に舞って降っているのだと思います。
そんな情景もまた気持ちと重なってしまう。
二番の詞もまた、外の情景が自分の気持ちを揺さぶります。
なんだか切ないですね。



今では、電車とかバスなどの乗り物に乗っている時に
見ているのはもう、ほとんどスマートフォンになっちゃうんですかね。
確かに地下鉄なんて、窓の外を見たってそんなにおもしろくはないですね。



地下鉄は置いておきまして、
こう、窓の外を見る時間というのもたまにはいいんじゃないのかなと
思ったりしました。
僕もそうなんですが、気がついたらスマートフォンに目がいっていることがあります。
でも、そればっかりだとなんだか
何も考えてない時間ばかりになっちゃうような気がするんです。



海鳴りが耳に入ったり、
こごえそうなカモメを見つめて泣きそうになったり、
風の音が胸をゆする感覚を感じてみたりと、
そんなことを思える、感じれる時間を意識して作っていきたいなと思ったのです。