サザンオールスターズが復活しました。
サザンと桑田さん。やっぱり違うんですよね。
サザンはサザンなんです。
僕がサザンと出会ったのは中学一年生の時です。
友人が購入した、サザンのベストアルバムから一気に火がつきました。
当時から比べると僕も変わりました。
一応、大人といわれる年齢にもなってきました。
そうなると、サザンを聴く気持ちも変わってきます。
で、思うのは、
サザンもまた変わっているんじゃないだろうかということなんです。
今回の新曲の中の「栄光の男」の詞にこんな言葉があります。
【生まれ変わってみても 栄光の男にゃなれない
鬼が行き交う世間 渡り切るのが精一杯
老いてゆく肉体は 愛も知らずに満足かい?
喜びを誰かと 分かち合うのが人生さ/栄光の男】
この歌でどれだけの人が救われるでしょうか。
「それでいいんだ。それがいいんだ」と、
僕も救われた人の中の一人です。
サザンはあまりこういう歌を唄ってこなかったように思います。
いや、あるのはあったのですが、
ハッキリとそういう歌であるということは
言ってこなかったような気がするのです。
それが、少し変わってきている。と思っています。
そして、そのサザンの変化が自分の気持ちと、
ちょうどリンクしているような感覚になります。
その感覚が、たまらなく、サザンというグループを
僕の中へ強烈な印象で再登場させてくれました。
桑田さんが、サザンが「栄光の男」を歌い、
世の中の人が共感するのは、
みんな栄光という幻想を追うことに疲れてきて、
それが「どうも違うんじゃないか」ってことに
気がついてきたからなんじゃないのかな。
桑田さんの歌が、思いが、先人の知恵だとしたら、
僕は素直にそこから学ぶ姿勢を大事にしたいと思います。
若いとか若くないとかではなく、幻想を追うことより、
栄光の男になろうとすることより、
大切にしなければいけないものがあるのかなと思います。
(勝手に作ってしまいました)
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