2015年2月22日日曜日

レッドリスト

国際自然保護連盟が昨年、絶滅の恐れがある野生動物を分類した
最新のレッドリストを公表し、新たに太平洋クロマグロを
絶滅危惧Ⅱ類に指定したというニュースを改めて見る機会がありました。
日本人はマグロが大好きだと言われますが、僕はそこまで好きではないのですが、
大好きな人にとっては「食べられなくなるのかな?」と心配にもなりますね。


絶滅と聞くと最近では、
絶滅したとされていた国鱒(クニマス)が2010年に西湖で発見されたという
特集番組を見て、とても興奮したのを覚えています。
個体が確認されたことにより、国鱒は「絶滅」から「野生絶滅」に
指定変更されたそうです。


マグロの話もそうなのですが、「絶滅危惧種Ⅱ類」と聞いてなかなかピンとは
きませんよね。僕もあまりピンとこなかったので、ちょっと調べてみました。


まず「レッドリスト」とは絶滅の恐れのある野生動物のリストですが、
このレッドリストにもいろいろあって、
1966年に国際自然保護連合によって作成されたレッドリストが最初の
レッドリストとされているそうで、その後、その他の政府や自治体でも
独自のレッドリストが作成されているそうです。
日本の環境省も独自のレッドリストを作成しています。
(何年かおきに改定されています)


そのレッドリストの中で分類がされているので、紹介します。
◯絶滅
我が国ではすでに絶滅したと考えられる種
◯野生絶滅
飼育・栽培下、あるいは自然分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ存続している種
◯絶滅危惧Ⅰ類
絶滅の危機に瀕している種
◯絶滅危惧ⅠA類
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
◯絶滅危惧ⅠB類
ⅠA類ほどではないが、近い将来における野生で絶滅の危険性が高いもの
◯絶滅危惧Ⅱ類
絶滅の危機が増大している種
◯準絶滅危惧
現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種
◯情報不足
評価するだけの情報が不足している種
◯絶滅のおそれのある地域個体群
地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれの高いもの


となっていました。今回のこの分類は日本の環境省のレッドリストの
ものなので、国際自然保護連盟が絶滅危惧Ⅱ類としたクロマグロの説明としては
正しいものではないのですが、国際自然保護団連盟の絶滅危惧Ⅱ類の分類は
「絶滅の危機が増大している種。現在の状態をもたらした圧迫要因が
引き続いて作用する場合、近い将来絶滅危惧Ⅰ類のランク
に移行することが確実と考えられるもの」とあるので、
似たようなことなのかなと思います(適当ですいません)。


ちなみに僕たちに身近な存在でもある「メダカ」も
絶滅危惧種に指定されています。そのことは知っていたのですが、
具体的にどのような分類かは知りませんでした。
どうも絶滅危惧Ⅱ類に指定されているそうです。


細かい分類はされていますが、レッドリストにのっている
生き物はどれも絶滅の恐れがあるということですね。
僕たちの生活の仕方がこれら生き物の生活を脅かしていると
思うとなんだかいろいろ考えてしまいます。


ふと見渡すと僕たちの周りにはいろいろな生き物がいます。
なんだか人ばかりが中心になってしまいがちですが、
人の周りには本当にたくさんの生き物がいるんですよね。
少し話はズレてしまいますが、これから春に向けて
そんないろいろな生き物にまた出会える季節がやってきますね。

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