子どもの頃、祖父と一緒によく時代劇を見ていました。
「暴れん坊将軍」「銭形平次」「水戸黄門」などは
オープニングの曲を聞くと、なんだか懐かしくなります。
「暴れん坊将軍」というと松平健さん演じる徳川吉宗ですね。
僕の中では「徳川吉宗」と聞くと、自然と=松平健さんになってしまっています。
徳川吉宗といえば享保の改革で、新田開発の推進、火事対策、
財政再編を行った人ということですが、どのあたりが「暴れん坊」なのでしょうか。
ちょっと調べてみると、吉宗は身長が180㎝を超えていて、
かなり力自慢だったようです。力士と闘って勝ってしまった話や、
突っ込んできた猪を打ちのめしたり、鷹狩りで逃げる鶴を追いかけて、
ジャンプして捕まえてしまった話もあるそうです。
本当かどうかは分かりませんが、「暴れん坊」とついても
おかしくないですね。また数字にも強かったらしく、そんなところが
財政再建にもつながったのかもしれませんね。
次に「銭形平次」ですが、これも好きな時代劇でした。
「男だったら〜」のあの歌をよく口ずさんでいたりもしました。
この銭形平次は架空の人物で、物語の作者の方が、
物語の構想を練っている時に、たまたま建設現場で見かけた錢高組の
看板と社章から銭形平次の名前と、あの銭を投げる形を思いついたそうです。
ちなみにあの投げている銭は寛永通宝というもので、
1636年の寛永13年に作られ、幕末まで作られていたそうです。
現在の値段だと、あの投げていた寛永通宝1枚は約20円ぐらいの
値段になるのだそうです。もっと高いのかなと思っていましたが、
そうでもないみたいですね。
最後に「鬼平犯科帳」の「長谷川平蔵」です。
この人は実在した人物なのだそうです。長谷川平蔵といえば
演じている中村吉右衛門さん(歌舞伎役者の方で、あの六甲のおいしい水のCMの人です)を思い浮かべますが、実在の平蔵は
青年期、なかなかのやんちゃもので周りからは恐れられていたそうです。
お父さんが貯めたお金も遊郭などに通うことで、使い果たしてしまったそうです。
その後、お馴染みの「火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)」に任命されます。
人情味のある仕事っぷりで、庶民からは人気があったそうです。
やんちゃものだった人なのに、不思議ですね。
火付盗賊改方は放火や盗賊、賭博を取り締まる役職とされています。
警察のような感じですね。
しかし、この火付盗賊改方は疑わしい人を容赦なく検挙することが
認められていたために、厳しい取り締まりによる誤認逮捕や冤罪も
多かったそうです。
その時代に生きたいとは思いませんが、人々がどのように暮らし、
どんな時代だったのか見てみたいなと思います。
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