2011年9月4日日曜日

どうにもならないこと。

「どうにもならないこと」って世の中に溢れています。自分の思い通りならないことばかりです。でも、なんとか自分の思い描いた通りに事が進むように僕達は努力をします。


それでも、どうにもならないことって沢山あるものだと思うんです。



「どうにもならないこと」って体験から学んでいくものの様な気がします。

例えば、人間関係。これは年齢に関係なく、いろいろな人とと関わることで感じられるのではないでしょうか。保育園の中で様々な友達と遊ぶ、生活を共にする。そんな中で、おもちゃを貸し借りや意見のぶつかりを経験する。誰もが自分の言う事を聞いてはくれないと感じる。

「どうにもならない」ことです。

小学生の頃、カブトムシを飼う。メスとオスを飼育して、なんとか卵を産ませたい。カブトムシも長く飼いたい。でも、子どもの思いとは裏腹にカブトムシは越冬することもなく、交尾することもなく、死んでしまう。

「どうにもならない」ことです。


中学、高校となり、好きな異性とつき合うことになった。デートに出かけたり、ふたりだけの会話を楽しんだり、キスをしたり。でも、別れはやってくる。自分は別れたくはない、でも相手の意思は固い。これは、別れるしかない。

「どうにもならない」ことです。


高校、大学を出て、就職。結婚もして、子どもが生まれる。仕事から帰って、家で明日のために少し仕事をしようとパソコンを開く。しかし、しばらくすると子どもが目を覚まし、泣き出す。奥さんは明日、朝が早いので旦那さんが子どもをあやし、寝かしつける。結局、仕事は進まない。

「どうにもならない」ことです。


生きていく中で、人と関わる中で、どうにもならないことや思い通りにならないことは日常です。だから、楽しい。だから人は人と生きていけるんじゃないでしょうか、それを互いに理解し合うことで。


自分の思い通りになんかならい。それを強引に進めようとすると強制や縛りになる。それは良い関係ではないと思うんです。これは、もう体験するしかありません。そんな環境を大人達が用意することって大切なんじゃないのかなと漠然と思うんです。

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