2015年10月4日日曜日

再配達

先日の朝日新聞デジタルに「宅配便、留守で2割が再配達」という記事がありました。
宅配便の取扱量が増えるなか、
受取人の留守で2割が再配達になっているという内容でした。


再配達は各地で目立っていて、国土交通省は昨年12月に
宅配業者大手3社を対象に再配達の発生率を調査し、
約413万個を調べた結果、2割が再配達されていたとのことでした。
これは都市部、都市郊外、地方のいずれもほぼ同じ傾向だったようです。
トラックで運ばれる宅配便の取り扱い個数は増加傾向で、2013年度には
35億個を超えたそうです。
再配達の影響はトラックの排ガスにも影響し、
同省の試算では年42万トンの二酸化炭素が発生するとされています。
これは山手線の内側面積の2.5倍と同じ広さの杉林が吸収する量に
匹敵します。


また不在者への配達には、のべ年約1億8千万時間かかり、
労働力に換算すると約9万人分になります。
業界では人手不足を感じているそうです。
「再配達の過剰発生は社会的損失」とみる国土交通省は検討会を発足させ、
業界でも対策が進められているそうです。
あらかじめ、配達予定日や時間をメールで知らせたり、
外出先でも変更できる会員向けアプリの開発や、
コンビニで荷物を預かるサービスも行う行っていくようです。


確かに何度も何度も同じ所で届けるというのは
時間やコストの損出につながりますね。
私も荷物を受け取れずに再配達という経験は何度もあります。
その度に申し訳ない気持ちになります。
ネットで買い物をする際にあらかじめ配達日時を決めれるものはいいのですが、
そうでない場合は高い頻度で再配達になってしまいます。
ですので、2割と聞いてちょっと意外でした。
もう少し多いものだと思っていました。
なかなか平日の日中に配達があっても家にいて受け取るということはできませんね。
かといって平日の夕方から夜にかけての配達が集中してしまうと、
配達する方の負担も大きくなるように感じます。
プラスそんな時に留守だったり...ということを想像すると申し訳なくなります。
ネットの普及による配達物の増加や、
仕事中心の生活スタイルなど様々な原因がありそうですね。


便利になっている部分はありますが、
それを担ってくださっている人がいるということも
また少しは想像していきたいなと思いました。






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