2011年11月29日火曜日

漠然

伝説の教師編はお休みしてwww


朝日新聞より。ある企業の代表の方のインタビュー記事から感じたことです。今後のグローバルな人材の育成や国際的な戦略をお話されていたのですが、なんだかどうも違和感があったんです。な〜んにも分からない僕がただ漠然と感じた違和感です。



外へ向けていく戦略は今後の課題になっていくんでしょうが、そのやり方もいろいろですね。
利益を求めることを最優先においているから仕方ないことなのでしょうが、その利益はどこを向いているんだろう。




もちろんより多くの利益を求めるというのが第一目的なのはよく分かります。ですが、日本にある企業として、日本国民の方向を向き続けていてほしいと思うんです。




そこから外へ向かうという姿をとってほしいなと。
ものすごく無責任です。僕は何も知らない。でも、何も知らないからこそ、そう思えたんです。
こんご国際社会で戦えない人材はいらない。戦えない奴は必要ない。ということだそうです。

何度も言いますが、利益を求める上では必要なのかもしれません。でも、大企業であるならそれと同じくらい、人を大切にするということをもっと考えてほしいんです。


そんな姿って結構みんなは見ている。
そんな会社が増えるともっと気持ちも豊かになるんじゃないかなぁ

2011年11月20日日曜日

僕たちの伝説の教師 パート1

高校時代に部活の顧問をしてくれていたO先生。僕たちはそのO先生が大好きでした。それはO先生がとてつもないエンターティナーだったからです。今回はそのエンターティナーたる所以を少しだけ紹介したいと思います。

剣道部に所属していた僕たちが、ある試合に出かけた時のことです。試合前の練習に向う僕たちにO先生からアドバイスがありました。
「おまえら〜しっかりアスレチックだけはしとけよ〜」

.....そんなダイナミック物はこの会場にはないし、第一アスレチックをするなんて言葉があるのか.....はっ!!ストレッチか!!ストレッチしておけということか!!この日はこれはまだ序の口でした。

試合前には毎回、先生からの話があります。しかし、彼は(もはや彼でここからはいきます)剣道をかじった程度なので技術論の話はありません。この日もいつものように試合の流れの話から始まりました。
「え〜男子団体戦が終わったら、次は女子だいたんせんだ」
はっ!!?だいたんせん?大胆戦?脱ぐのか?誘うのか、大胆に?
僕たちはクスクスと笑いをこらえることしかできませんでした。

ここで少し話を変えて彼のホームルームでの話をしてみたいと思います。彼が2年生を担任していた時の話です。その日のホームルームの内容を何にするかという話になり、おもむろに彼から「ソフトボールをしよう」という提案がもちあがりました。実は彼は学生時代、野球部として活躍していた選手だったのです。そのため、自らファーストの守備位置につき、華麗なグラブさばきで生徒達とのソフトボールを盛り上げていました。

しかし、事件は起こりました。ショートの悪送球です。しかし、彼は名手「そんなボール、俺に任せろい!!」と言わんばかりに体と腕と足を伸ばし、華麗に捕球を試みる。ですが、体は正直でした。40をこえた肉体は足を絡ませ、182をこえた巨体は棒のように固まり、彼はそのまま転倒!!頭は打ち付けてしましました。その姿を見ていた生徒達は心配して彼のもとに駆け寄り、「先生!!先生!!大丈夫ですか!?」と声をかけるのですが、どうやら気を失ってしまい、反応がありません。

しばらく声をかけていると大きな巨体が「うっぷすぅぅ〜!!」と大きな声を吐き目を覚ましました(うっぷすぅぅ〜って.....)。

そして、心配して駆け寄ってきた生徒にこう言ったのです。
「お前らこんな所でなにしてんだ!!授業はどうした!!教室に戻れ!!」
えっ!!??
そうなんです、彼は記憶がとんでいたんです.....


そんな彼は単発的におもしろい人ではありません。瞬間、瞬間おもしろい。つまりは常におもしろい人でした。それは学校での授業でもです。彼は歴史担当の教師でした。もちろん、その伝説的な授業はマニアの間では話題沸騰だったので、僕も迷いなく、彼の「日本史」の授業を選択しました。

次回はその伝説的な歴史での授業の様子をお伝えしたいと思います。



2011年11月12日土曜日

ハイイロチョッキリ

こんな風にコナラの枝がどんぐりをつけたまま道に落ちているのを見た事ありませんか?
実はこれ、ある昆虫の仕業らしいのです。
それが「ハイイロチョッキリ」なんです。なんだかそのまんまという感じの名前ですよね。

チッヨキリはゾウムシに近い種で日本では65種ほどが確認されているそうです。全ての種が枝を切るわけではなく、新芽やつぼみに産卵するものや葉っぱで揺り籃を作って産卵するものと様々です。この揺り籃を作るというのがまた、おもしろいんです。葉っぱで揺り籃を作り、その中に産卵するものに「オトシブミ」という昆虫がいます。これもゾウムシの仲間で、とても丁寧に葉っぱを丸めるんです。それに比べて、揺り籃を作る種のチョッキリはオトシブミほど丁寧ではないようです。
(ちなみに右がオトシブミの作品です)



話がそれましたが、ハイイロチョッキリはどんぐりの中に産卵をします。では、なぜそのドングリの実がなっている枝を切り落とすのでしょうか。説はいろいろあります。コナラが出す有害な物質から卵を守るためだとか、ドングリの成長をとめることで卵を守るとか......詳しくは分かっていないようです。その分かっていないという感じがいいですよね。分かろうとするのはいいんですが、分かるわけがないし、分からなくていいんですよ。それは自分で観察して分かった事にしておけばいい。それが研究者じゃない僕らの昆虫との関わりかた、楽しみ方なのかなとも思ったりします。



で、なんでチッヨキリの話をしているかというと、これを捕まえたいんです。しかもたくさん。そして観察してみたい。実際に枝をチッヨキリしている所を見たいんです。もう時期は過ぎてしまったので、来年の夏にこのチッヨキリに出会いたいと思っています。











2011年11月11日金曜日

吃音をもつ子どもたち

朝日新聞より。
「吃音」をもつ子たちが語り合うドキュメンタリーDVDがあるようです。吃音をもっていることでの悩みも様々で、バイト先の電話予約を受ける自信がなく、逃げてしまったり、「変な子とは遊ばない」と同級生に言われたり、意見を言い終わる前に教師にまとめられてしまったりなどという体験をしてこられたそうです。


そんな経験をした子どもたちが吃音に悩んでいる子にメッセージを送っています。「吃音のある自分を嫌いになっちゃいけない」、「私も吃音だから、心配とか困ったことがあったら助けてあげる」などです。


吃音をもつ子が悩んでいるのはほとんどにおいて対人関係なのかもしれません。

大きな輪の中にはたくさんの個があるはずなのに、ある一定の基準を満たさないと輪の中には入れてもらえないような雰囲気があるのではないでしょうか。自分達と違うという排除の感覚。逆に自分達と同じ人間なんてこの世にいるはずがないのに、分かりやすい特徴から相手を自分達とは違うということにする。


世の中の大きな輪の中の個がもっと多様で、それぞれに理解し合って、つながっていけるような輪になればいいなと思います。
まずは大人から見本をみせないといけませんね。

2011年11月5日土曜日

どうにかしようとすること。

以前、「どうにもならないこと」を経験することが大切なんじゃないかという内容の記事をアップしましたが、そのことについての続きみたいな内容です。


先日、11月にしては気温が高い日がありました。そうなると夜も気温は高い。お風呂上がりなんかは暑いくらいなんです。そこでドライヤーで髪なんか乾かしたらもう汗だくです(人より汗かきなので)。


体が暑く、汗もかいてしまったので、まだ片付けていなかった扇風機をつけようと手を伸ばしました。その時に、「まてよ、これってどうなんだろう」と思ったんです。


ここで僕が扇風機をつければ、すぐに体は冷めて、涼しくなります。汗も止まります。でも、これってあまりにも簡単なことなのではないかと。
その時、その時の現実とは向き合っていない感覚を感じたんです。


いつもに比べて気温が高い、だからお風呂上がりも体はまだ暑い。そんな時にドライヤーなんかしたら余計暑くなるに決まっている。でも、僕はそれを考えなかった。きっと暑くなれば扇風機を使えばいいやみたいなことを経験から無意識に感じていたのかもしれません。
だから、今日は暑いからお風呂上がりにはしばらくドライヤーはしないで、体を少し冷ましてからにしようとか、優雅に一杯冷たい飲み物でも飲んでから髪でも乾かそうかなという考えにはならなかった。


これが夏のような暑さならそうしたのだろうけど、秋の気温の高い日にはそういう考えにはならなかった。


そう考えた時に、なんだか工夫する力がこんな風にしてつかなくなるのかな〜と思ったんです。便利になれば不都合はほとんど無思考のままで都合の良いことに変えることができるようになる。その流れに自分もいるんだな〜と思うと少し気をつけなければいけないのかなと思ったんです。


便利になるこが悪いなんて全然思ってませんよ。便利大好きですからwww
どうしたってこれからそういう流れになるのは当然なのですから。でも、こんな感覚も忘れたくないなと思ってみたりしたんです。

なんだか、やっぱり何が言いたいのか分かりませんねwww自分でもwww