2013年1月2日水曜日

2013年のご挨拶に2012年のことを

2013年の幕開けですね。今年の目標は、「楽しくすごす」であります。いろいろなことがあるんだと思うんですが、楽しく過ごしていけたらいいなと思います。
それで十分です。でも、きっとそれが一番難しいんでしょうね。だからこそ、「楽しく」であります。



さて、話はかわりますが、昨年もそれなりに映画を観たり、本を読んだりしていました(今年も楽しみますよ〜!)。で、今回は僕が2012年に観た映画、読んだ本の中でとりわけ印象深かった作品をほんの少し紹介してみようと思っています。これを読んでくれた二人くらいの方が「おっ!それ観てみようかな」、「ちょっと読んでみようかしら」と思っていただけたら幸いです。いや!!二人なんておこがましい!お一人でも十分です!いやいや、もうなんなら別に観なくてもいいんです!読まなくてもいいんです!ただ僕がここに好きでだらだらと打ち込んでいるだけなんですから.....(寂しい)。


まずは映画から。ズバリ、「おおかみこどもの雨と雪」ですね。で、この話、以前この場で感想を投稿していました。ですのでこちらへどうぞ→2012年8月14日のブログ


と、それではなんとも雑なので、もう一つ印象に残った作品を紹介します。それは
~ホビット〜思いがけない冒険〜です。ロード・オブ・ザ・リングの60年前という設定の物語で、ロード・オブ・ザ・リングと同じピーター・ジャクソン監督作品です。
この「ホビット」という作品、三部作なんですよね。最初は「おいおい、また三部作かよ〜」という思いがあり、観ようか観まいかと悩んでいたのですが、観終わった後には「これは観るべき!」と強く思える作品でした。とにかく、世界観がすごいんですよね。広大な平原、不思議な森、エルフの住む谷、などなど、ありえるはずのない世界がもの凄くリアルに再現されています。また、「そこ誰も観ないでしょ〜」という部分の登場人物の動きがちゃんとしているんです。隅の方でちゃんと動いている。あそこまでの壮大な作品なので、どっぶり映画の世界に入り込めることができます。三部と話は続きますが、この一部でも続きをあまり気にすることなく(でも、続きは観たくなる)楽しめる作品です。



続きましては本の紹介です。よく著書を読ませてもらっている内田樹先生(神戸女学院大学名誉教授)の『ひとりでは生きられないのも芸のうち/内田樹』という一冊です。

CanCamの目的である「めちゃモテ」が現代の若者の生存戦略であるという話から話が始まっていきます。特に僕は終盤の内容が印象に残りました。共同体の中での自分の役割とはどうあるべきなのかという話なのですが、自己実現ばかりに集中して、「他人の力なんて借りない、自分は自分一人の力で生きて行くことができるんだ」とか、「社会は自分のスキルアップの場所、自分の利益になること意外はしないんだ」という僕を含めた今の若い人達の考え方に、『得意なことは人の分までやってあげて、代わりに不得意なことはそれが得意な人にやってもらおうという「共同体とは相互扶助」によってなりたつもの』なんだという話や『私たちは自分が欲するものを他人にまず、贈ることによってしか手に入れることができない』、『若い人は一人で生きるノウハウを知るより先に、まず他者と共生することのたいせつさとそのためのノウハウを学ぶべきだ』という話をされています。ここで深くは紹介できませんが、社会や他者との関わり方についていろいろなヒントや導きを与えてもらった一冊でした。



長くなってしまいましたが、簡単に紹介してみました。今年も「いい」物にたくさん巡り会えるといいなと思っています。

では、今年もよろしくお願いします。





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