2013年2月13日水曜日

はんなり

「はんなり」
一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。
この「はんなり」、京都弁だそうで、
「落ち着いている」とか「華やか」だとか「上品」
なんて意味だそうです。



「はんなり」という言葉の響きがいいですよね。
なんだか柔らかくて、優しい印象を受けます。
で、この「はんなり」という言葉、京都では最近、
あまり使われていないそうなんです。



ある調査によるとこの「はんなり」、60歳では約65%の
人が使っているそうなんですが、10-20代になると10%に
まで減少してしまうそうなんです。京都の若い人は
「はんなり」、使っていないんですね。



でも、もしかしたら「使っていない」ではなくて、
「使うことがない」のかなと思ってみたり。
つまり「はんなり」が重要とか、価値あるとか
なんだかそういうものになっていないのかなと思ってみたんです。
って言ってしまうと否定的ですが、そうではなく、
昔は今よりこの「はんなり」を意識していたってことに
なるのかもしれません。




「ぐいぐい行こうぜ!」みたいなことが
今の流れなんですかね?(このあたりかなりざっくりな説明ですが)
これって「はんなり」だけのことではないんだろうなと思うんです。
言葉はその時代、時代の価値とか、大切にしていたことだとかを
反映しているのかもしれませんね。



じゃあ逆に、言葉を先に流行らせてしまう方法もあるのかな?
「はんなり」意識して使ってみましょうか?
「はんなり番長」、「はんりなり駐在所」、「はんなり役場」、
「はんなり公園前派出所」、「はんなり筋」
「はんなり横町」、「はんなりぱみゅぱみゅ」.....やめておきます。








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