2014年4月2日水曜日

タモリ論

「いいとも論」なんて読み物をちょこちょこ読んでいます。
これ、いいとも論でもありながら、タモリ論みたいな内容もあり、
とってもおもしろく読んでいます。



そんな中に、あ〜すごくいいなこれ。と思える言葉がありました。
それは師匠でもある赤塚不二夫さんの葬儀でタモリさんが読んだ弔辞の内容です。
この弔辞の様子は何度も映像として見てはいるのですが、
今、改めて、その言葉に触れるとなんとも言えない気持ちになったのです。



「あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、
前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は
重苦しい意味の世界から解放され、軽やかになり、また時間は
前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。
この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち『これでいいのだ』と」



何も考えずに、「これでいいや!」と思うのとは違うと思うんです。
この言葉は。
たくさん考えて、いろいろなことを経験して、
いっぱい悩んだからこそ、このような言葉になるのかな?
楽観主義ではないと思うんです。すべてのことを肯定し、受け入れることは
簡単なことではないと思います。
でも、それができると重苦しい意味の世界から解放され、軽やかになると。
この感覚は分かります。
ごくたまにこの気分になる時があります。
その時は、とっても気持ちがいいんです。



これは、僕ではない人の言葉です。
その僕ではない人の言葉だからこそ、
これはその人からのプレゼントでもあるのかもしれません。
大切にしたいなと思ったのでした。





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